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失敗しない、3万円台からのビジネス用革靴選びとおすすめブランド

こんにちは、ようです。平日は毎日革靴はいています。

 

靴は一番大事なんて言いますが15万-20万円の靴となると高すぎです。そんな訳で、一番コスパ優れる3万円台からのビジネスマンが買うべき革靴とそのブランドの紹介です。

 

 

メンテナンスできる靴を買おう

靴はその人の清潔感をよく表すと言われるためか、靴を見て人を値踏みすると言われます。印象において清潔感は大切です。清潔感がないとだらし無く貧乏に見えます。逆に清潔感があれば合コンやデートの成功率、同僚や商談での評価も俄然良くなります(本当に)。

 

清潔感を出すためにも全身の中で大切なのが“先端”部分(つま先、爪先、髪型)です。本能的に使用感が一番出るところと脳が覚えてしまっているんでしょうね。特に汚れが出やすい靴を見ればその人の清潔さ分かります。

 

清潔感は新しい物を身に付ければ出ますが、常に真新しい靴を用意するのはお金が掛かります。ですが、良くメンテナンスされているものも清潔感が出ます。

 

靴は本来消耗品で汚れていくものです。しかし、良い靴は修理、メンテナンスしながら使い続ける事ができる機能が備わっています。つまり、メンテナンスし続けることで清潔感を保てるのです。

 

 

メンテナンス性の高い靴の三つの条件

メンテナンス性が高く、長く使い続けられる靴の大切な条件は三つです。

その1:グッドイヤーウェルト製法の靴 

革靴で一番消耗するのが靴底です。接着剤で靴底をつけるタイプでなければ、靴底交換によって靴自体を長持ちさせることができます。

しかし、靴の製法によっては靴底を張り替えられる回数が少なくなり、その場合は靴の寿命はぐっと短くなります。

一番お勧めしたいのはグッドイヤーウェルト製法と呼ばれる靴底が取り外しやすい製法の靴です。ウェルト(コバ)と呼ばれる丈夫な革を靴の下部に巻き付けて、そこに甲革の革と靴底を別々に紐で取り付けます。靴底と中敷きや甲革が直接結びつけられていないため、靴底を変える際、甲革や中敷きを痛めることがありません。靴の上面の皮を時々手入れし続ければ6年~10年くらい使い続けることができてしまいます。

 

もちろん短所もあります。マッケイン製法の場合は甲革と靴底を直接しばりつけます。そのため、ウェルト(コバ)が無く見た目がすっきりした靴になりますが、一方でグッドイヤーウェルト製法の靴はやはりゴツくなります。長所と短所をまとめると。

 

グッドイヤーウェルト製法の長所

  1. ウェルトがあるため、靴底の交換時に負担が少なく交換もしやすい
  2. 靴の寿命が長い
  3. 中底とリブの隙間に敷き詰められたコルクがクッションになり、足に馴染み疲れづらい
  4. 底に厚みがあり、水が浸入しにくい

グッドイヤーウェルト製法の短所

  1. 見た目がごつくなりやすく
  2. 工程が多いので、値段が高くなる
  3. 工程の多いので、重い靴になる
  4. 硬いため履き馴染むまで時間がかかる

 

 こちらのリンクもご参考ください。

グッドイヤーウェルト製法が魅力的な3つの理由|MENS LEATHER MAGAZINE 

革靴の寿命は何年?長く履ける靴の種類は?コスパの良い靴の種類は? - 化ノ革

 

その2:合成皮革じゃなくて本革

革靴の革は大きく2タイプあります。合成革を使ったタイプと、天然の革(大抵は牛)を使ったタイプ。合成革を触れればすぐわかると思いますが、非常に傷に強いです。また、本革と違って水を吸ってふやけたりすることがないので、水や傷などに対する耐久性が強いです。合成皮革の弱点は経年劣化によって劣化していくことです。大体2~3年でボロボロになっていきます。

 

合成皮革は布地の上に樹脂層を重ねて作ります。材質はポリ塩化ビニールやポリウレタン樹脂です。前者の場合はひび割れが、後者の場合は加水分解によりボロボロと破れが出てきます。水は弾くのですが湿気に弱く、柔軟性が無いのです。

 

天然の革の場合は油分(クリーム)を塗っておくことで耐水性や柔軟性を維持させることができ、長年使い続けてもそう簡単に破れません。意外にも経年劣化には本革のほうが強いのです。ただ傷は付きやすいので、その場合はクリームで隠します。

 

余談になりますが、いまは高級ブランドショップなりましたが元々は革製の馬具のお店のエルメスなどは、良い革・耐久度の高い革を熟知して革を仕入れています。ブランド料のため割高ではあるのですが、持ってみると本革が本来如何に耐久性の高い材質かよくわかるかと思います。

 

経年劣化耐性の点から本革を押す一方で、本革の最も大きなメリットは快適性です。合成革は蒸れまくるし一向に靴になじまないからとても履きづらいんです。わざわざメンテナンスしてまで合成革なんて掃くものではありません。。

 

これも余談ですが、革靴ってスニーカーと違ってクッション性が少ないんですよね。一応靴底にコルクは入るんですが、サイド側に足を包み込むクッションもないので初めは足に全然合わないんです。革靴は最初きつめに履いて、本来毎日履いているうちに少しづつ伸びてきて足に馴染み、それにより履き心地を確保する靴なんです。それが合皮革となったとたん、すべてが台無しで、合成皮革は伸び無いので最初きつかったらずっとそのままです。

 

さらに、合成皮革の靴は湿気も全然通さないので内勤であっても蒸れが激しいのでずっと履いているのはきついです。

 

時々コートバンと言った馬のお尻部分のから取れる皮革を使った革靴があります。コートバンは雨染みが出来やすく、晴れの日にしか使えない靴のため梅雨の時期に使うのは困難なため、気をつけてください。

 

その3:革底にハーフラバーソールが貼れる

 

革底の革靴は雨に非常に弱いです。革は濡れると弱くなります。靴底はすれるため、油分を染み込ませた部分も削れていきます。その後無防備な状態になり、濡れることで水が容赦なく浸透し、更にアスファルトにがりがり削られます。その結果、水にぬれるとあっという間に革底が消耗していきます。

 

それでも革底の靴をここではお勧めしていますが、実際にお勧めしたいのは革底(合成皮革でもOK!)の靴にハーフラバーソール(ゴム底)を取り付ける(た)靴です。

 

ハーフラバーソールは靴の地面へ接着する前面部分だけをカバーするゴム底です。ハーフラバーソールは革底の上に貼り付けることができます。ラバーソールをつけることにより、直接革底が水に濡れることが防ぐことができます。ラバーソールは良く滑り止めのためという方が多いですが、ハーフラバーソールつけた程度ではあまり滑り止め防止になりません。ハーフラバーソールの主な用途は靴底の摩耗の防止です。

 

ハーフレザーソールの一番の利点は工賃がとても安いことです。大体2,000円~4,000円程度。それに対して、革底を交換すると10,000~20,000円程度の値段がかかってしまいます。靴一足買えるじゃないか!(笑 

一方で、普通のゴム底の靴はというと、ゴム底も摩耗するとソール全体の交換が必要になります。一番靴が摩耗する箇所を一番安くメンテナンスし続けられることが、革底の利点です。

 

一方で注意したいのは、10万円台超の高級な靴にハーフラバーソール貼るのは無粋です。そのランクの靴を靴を買う場合は、

  1. 雨の日にそもそも履かない
  2. 10万円の革靴買う予算があるなら、雨の日はダイナトソール底靴などを履く
  3. 10万円の革靴買う予算があるなら、素直にタクシーに乗る

 といった心構えでいたほうがよさそうです。

メンテナンスできる3万円台からの革靴

お勧めのビジネス用革靴ブランドを紹介です。主に日本メーカーの靴を勧めます。理由は、日本に出てくる海外のメーカーはブランド付加価値を付ける商売するので(コスパの良い靴を日本で売らないので)コスパが悪いからです。あと関税が乗る点。

 

近年、欧州の主だった服飾品メーカーは買収合併を繰り返した結果、時計、靴、バックなどの値段を上げて殿様商売して収益を上げるビジネススタイルになっています。

 

大衆向けってヨーロッパだと儲からないんですよね。欧州だと大衆層の人ってサラリーマンでもスニーカー履いたり、カバンなんてリュックサック使ったりが多くて、意外にも革靴履かない人も多いんですよ。。むしろ日本人の方が革靴に革鞄、キリッとしたスーツときちんとした服装している人が多いのに驚くと思います。

 

そんなもんだから金持ってる人から儲ける路線に変更した企業と、極端にコストを抑えたファストファッションが欧州の服職業買では成功するようになりました。高級品路線で味を占めたLVMH グループなんかは売り上げ低迷しているブランドをどんどん買収して価格をつり上げてブランドに高級路線を広めています。

 

ヨーロッパのメーカーは、確かに技術力や革の仕入れ先など良いものが揃っているのですが、普段の生活に使うには高すぎます。一方、革靴の生産能力が高いお店が既に日本には沢山あります。日本製なら、関税無しで安くサイズも豊富で試着しやすいし、純正の修理も高くないです。良い靴の日常使するのに高いプレミアムを払う必要はもう無いんです。

特に勧めたいのが以下のブランドです。

 

REGAL SHOES

一番お勧めしたいのがREGAL SHOES。丈夫で質実剛健な国内ブランド。圧倒的な店舗数が信頼の証。正直、とりあえずリーガルのビジネス靴をまずは買えば良いんじゃない?と思います。アウトレットやリーガルセールを利用して割引体で買った時のコストパフォーマンスの高さは特筆するものがあります。4万円台の靴が3万円台で狙えます。

試着が様々な店舗で出来る上に、お店での修理サービスもあります。

 

例えば最もベーシックな革靴のストレートチップだと以下の靴がお勧めです。

商品コード:W121CB 41,040円@2019/1/1 

商品コード:01DRCD 38,880円@2019/1/1 特にお勧め

商品コード:01RRBG 29,160円@2019/1/1

商品コード:03PRBG 29,160円@2019/1/1

   

SCOTCH GRAIN 

スコッチグレインは特に雨用の革靴、シャインオアレインと呼ばれる製品で有名な東京都の墨田区発祥の革靴屋さんです。雨用の靴以外もおすすめで、丈夫な革を使っていると評判です。スコッチグレインは店舗が増えて着ており、お店もとっても入りやすく試着も気軽に行えてコスパも非常に良い価格帯です。

 

例えば最もベーシックな革靴のストレートチップだと以下の価格帯の靴がお勧めです。 

オデッサ(商品コード:916BL) 42,120円@2019/1/1 特にお勧め

ベルオム(商品コード:758BL) 32,400円@2019/1/1

シャインオアレインⅢ(商品コード2726BL) 30,240円@2019/1/1

 

TRADING POST

トレーディングポストも国内の会社です。靴の製造自体はしておらず、海外ブランドの靴の輸入をするとともに浅草の老舗靴メーカーセントラルにOEMした自社ブランドのラインナップを揃えています。比較的入りやすい店内、自社以外のブランドの靴売っていて比較しやすい売り場が特徴です。扱っている靴は少し値段は張りますがどれも素晴らしいメーカーばかりですので、一緒に比較してみてください。

なお、国内製(セントラル製)は主に4万円台からの提供で、インド製だと3万円台の靴がございます。お勧めは4万円台のセントラル社制の靴です。

 

Jalan Sriwijaya

Jalan Sriwijayaはインドネシアの靴メーカーです。専門店はないですが、伊勢丹ユナイテッドアローズなど様々な国内店舗で販売が展開されています。

輸入靴ながら高いコストパフォーマンスを出すブランドです。

 

欧米の一流メーカーに近いデザインのままの靴を提供しているものが多く、ローファーやサイドゴアブーツなどもコスパの良い値段で提供しております。工程が多く手間がかかる靴を安く提供してくれるのが強みでしょうか。欧米の本場ブランドシューズと比べると仕上げが大味になりますが、値段を考えるととても魅力的です。

 

 例えば最もベーシックな革靴のストレートチップだと以下の価格帯の靴があります。

商品コード:98655 36,720円@2019/1/1 特にお勧め

商品コード:98317 30,240円@2019/1/1

 

 

以上、3万円台からのビジネス用革靴選び方とおすすめブランドを紹介してきましたがいかがでしたか?

 

グッドイヤーウェルト製法の本革靴を履いたらおそらく、もうそれ以上の安物の靴を買う気には慣れないと思います。メンテナンス方法も一緒に学んで是非、靴に馴染みメンテナンスできる革靴の良さに触れてみてください。