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スーツを長く綺麗に着るために

スーツの(綺麗に着れる)寿命が短い。2年も着ると、シワができ、生地がてかり、どんどんダメになっていく。欧米人はいつも綺麗なスーツを着ている。きっと小さい頃から洋服の手入れ方法を身につけて行ったんだろうとそれを見るたびに思う。洋服の文化の厚みの差はそういうところにの感じられる。

 

スーツのお手入れ方法をまとめて見た。手入れ方法も少しづつ分かってくると、服っていうのはつくづく難しい、知識のいる物だなって思ってくる。

目次

 

 

私のスーツのお手入れ方法

1)長持ちするスーツを選ぶ

・そもそも、下手な店で買うと生地が二束三文のものを使われる。ウール地のある程度目の詰まっている生地を選ぶ。(夏用にモヘアなどが入る場合もあるが。) ウール生地には形状を復元する能力があるから、ちゃんとした手入れ方法を知っていれば長く綺麗に実は着れる服になる。

 
・super 120とかsuper150とかなどのsuperの後に来る文字はスーツの生地に使われる糸の細さを表す。番号が高ければ高いほどスーツの高級感は増し、生地が柔らかに着心地が増すが、スーツの皴ができやすく、生地が弱くなる。

・サイズの合わないスーツは生地に負担がかかるので、サイズを調整するか、イージーオーダーなどでスーツを注文する。

・良くある話だが、イギリスの生地はイタリアより目の細かい丈夫な生地が多いとされる。だが、目が細かければ細かいほど、その分生地も重いとされる。
 生地の丈夫さは 日本 > イギリス > イタリア
 生地の色やデザインの多彩さは イタリア > イギリス > 日本

 生地の丈夫さと、デザインの好みには難しい問題であるが、どうしてもコスト対比で丈夫差を求めるとどうやら日本の生地になるらしい。

 

丈夫なスーツをお探しの方はこちらも併せてお読みください。

 

2)スーツを休ませる。

・1日着たら2日は休ませる。ウール、つまり毛の生地というものは毛の緩やかな復元力を頼りに形状記憶作用を働かせるため、一度着たら数日干すという認識を持つ必要がある。目安として、着た時間の3倍の時間でシワが治ると思ったほうがよい。

・着た後はすぐにクローゼットに入れずに風通しの良いところで湿気を飛ばす。

 

・シワが多い時は帰宅後すぐに軟水の水を霧吹き


・月一以上、軟水の水などを霧吹きして、乾かす。スチームなら毛の復元力が強く働いてシワが伸び、虫食いも防げるためなおよし。

 

・スラックスは、逆さに先端から吊るすタイプのハンガーにする。生地の重みで自然にスーツが伸び、ハンガーに二つ折りで折った際の跡もつかない。IKEAのBUMERANG ズボンハンガー10本セットが安くて効率が良い。

3)日々のお手入れ方法を学ぶ 

・帰ったらまずハンガーにかけブラッシングをする。ブラシは豚毛・馬毛が望ましい。ブラッシングは上から下へ。ポケットの裏、襟の裏なども見る。ホコリは希土類(アルカリ)を含みため、スーツを変色させる。
ブラシはKENT 洋服ブラシ KNC-3422とかがお勧め。理由はある程度大きさがある。毛が抜けない。丈夫。高くない。

 ・スラックスのブラッシングはしたからはきあげいて、仕上げに逆方向にはいて整える。 

・形が崩れないようにジャケットは厚手(50mm程度)で肩が前に出ているハンガーにかける。

 

・1~2週に一度アイロンをかける。ただし折り目をつける程度にする。その際は当て布をするか。(プロは蒸気付きアイロンでこなすが、当て布が無難)温度は中〜低にする。あまり温度が高いと生地がフェルト可して不可逆な変化してしまう。

(フェルト地は毛を熱をかけながら圧縮整形したもの。)

 

・ズボンプレッサーの使用はせっかくのスーツの形状(くせ)を変えるので避ける。使うとしてもせいぜい折り目を復活させる程度にする。あまりプレスをかけるとペラペラのスーツになる。

・ハンガーは木製が湿気を吸うので望ましいが、木製のハンガーはそこまで防湿効果が実際あるわけではなくて、何より乾燥材と防虫剤をクローゼットに突っ込んでおくこと、クリーニングから帰ってきたビニールのシートを外すことなどが大事。
  

4)クリーニング方法を学ぶ

・そもそもクリーニングにあまり出してはいけない。出すのは1シーズン一回程度にする。

・安いクリーニング店は生地の取り扱いが分からないので、スーツの生地がどんどんダメになるということを覚える。ドライクリーニングが毛の油分を飛ばしてカピカピにする。ドライクリーニング用の溶剤と汗がスーツにこびり付いて生地が硬化する。高温のアイロンでウールの毛の鱗状のキューティクルがつぶされて生地テカテカしてくる。
つまりスーツの寿命を縮めるということだ。

 ・汗で臭う場合は、水洗いをしてくれるお店に出さないといけない。しかし、生地を痛めず縮ませずに水洗いするには高い専門の機具と生地の知識がいるため、信頼できるお店に出す必要がある。

 

・シーズン中なら臭ってきたら「スーツリフレッシャー」(PROUDMEN)を使うことで、クリーニング回数を減らすことができる。

 

 5)緊急時のお手入れ

・汚れ・汗でがひどい場合、汗がタオルにしみこませながらとる。濡れたタオルや蒸しタオルで吸収する。後ろに乾いたタオルを置いて濡れたタオルで叩きながら吸収する。霧吹きで汗を滲ませて、乾いたタオルに汗を移すなどすると良い。

 

・雨に濡れすぎるとスーツの型崩れの原因になる。雨に振られたら乾いたタオルで叩くように湿気を取る。

・シミはできるだけ早く除去する。シミ取り方法はこちらを参考。

ウールマーク ウールのケア方法

オーダースーツのエフワン<FT-STYLE>スーツのお手入れ

  

 スーツのお手入れについてのサイト

日々のお手入れ方法:

お手入れ篇 | スーツの教科書 | 洋服の青山

スーツをきれいに長持ちさせるお手入れの方法-おしゃれになる方法

シミ抜き方法 :

ウールマーク ウールのケア方法

オーダースーツのエフワン<FT-STYLE>スーツのお手入れ

 スーツのアイロンかけ方法:

オーダースーツのエフワン<FT-STYLE>スーツのお手入れ